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絵に対してのこだわり

私が絵を描きたい理由は、自分にしか表現できないもの、言葉では表現できないものを形にしたいと思うからです。
人はビジュアルによっていろいろな刺激を受け、いろいろな情報をキャッチします。
絵は生活や活動の場の一部になり、何かを発信しています。




とにかく色が好き

今まで自分が無我夢中で没頭できるものを思い返してみると、だいたい「色」にまつわることだったと思います。何かに感動するときも「色彩」が絡んできます。デザインの仕事を復活させた理由も、自在に色を使えるという点でした。色さえ自在に使えれば、機嫌良く活動できていたかと思います。そんな中で絵画制作はその最たるものです。画材を駆使してオリジナルの形、オリジナルの色合いを作り出すのです。





四国の美しい水の色

デザイナー業務に没頭している頃、休みの日には必ず自然の中に入っていきました。実際のデザイン以外の営業活動、接客や経理など、不慣れで複雑な仕事に追われ、自然のなかに入って自分を浄化しようと思っていたのだと思います。幸い香川でも南に住んでおり、すぐに讃岐山脈に入れるロケーションでした。香川の山もまずまず良いところもあるのですが、四国山地である徳島・高知・愛媛の山中は、感動レベルの絶景があります。特に水の美しさは心を奪われる美しさがあります。おそらく私ほど四国の水めぐりをした人物はいないのではないか? という自負があります。今ではすっかり有名になった「にこ淵」も、有名なになる前から行っていました。



今ではSNSで映える景色を撮って多くの方に見て頂けるツールがありますが、意外にその清々しさを写真にきちんと納めるのは難しく、良さが伝わりにくいものなのです。これを絵にすると、自分の感じたままに表現すると伝わるのではないかと思い、自分が感動した景色を絵にしていきたいと思っています。




筆よりペンが得意

画家の方で、筆だけで繊細な線を描く方がおられます。その繊細さには舌を巻きます。画家を目指すならその領域までいかなければいけない? という強迫観念があり、筆で細い線を描けるように頑張っていましたが、ふと、アーティストペンシルで線を描いてみては? と思いました。イラスト製作を長年やっており、鉛筆で描くことには慣れております。なんか楽をしたような気もしますが(あるいは邪道?)、でも理屈上、色を使って絵を描くことには変わりはありません。筆よりもペンの方が得意なのですから、自分の強みが生かせます。



ここ数年手掛けている似顔絵製作でアーティストからペンシルに出会いました。1本(1色)300円近くになる代物ですが、その描きやすさから虜になりました。はじめは必要最低限の色数(10色)くらいを買い、徐々に増やして行き、あるとき、確信を得たのか、全色セット(150色)を買いました。それまでは、人物の顔を描くための色しか持ち合わせていなかったのですが、色々な色域の描画が可能になりました。




偶然生まれる色彩

背景などは彩色の自由度が増すので、色合いづくりの腕の見せ所です。
今のところなんとなく無計画に塗っています。
だいたいの色の方向性だけ決めて、その色を塗ってみる、
その色に合った下地の色(かくし色)を塗ってみる。
それ以外に下地の可能性を広げるために、違う方向性の色も試しに使ってみる。
だんだんと明るく鮮やかな色を塗る。という順番です。



↑この写真、重ねた色の経緯がなんとなくわかるかと思いますが、最初し地味な色を塗り、だんだん鮮やかな色を使うという手法です。
使用する絵の具は、透明水彩ですが、色を重ねすぎると、上から鮮やかな色を塗ろうとしても下地と混ざるた、上から重ねる色はアクリル絵の具にします。
アクリル絵の具は色を混ぜるのは難しいのですが、薄めて使うと他の色とじんわりと馴染み、独特の面白さが生まれます。




顔へのこだわり

漫画を目指したり、キャラクターや似顔絵製作をした経緯があり、顔を描くことが多く、いかに魅力的な顔にするかは常に課題でした。今まで顔を描くことに費やした時間は結構あります。以前は自分の力量のなさに苦しみ、何度も書き直しをしたりもしましたが、最近では、それほどは悩むこともなく描けるようになったかと思います。動物画も業務の中で自然に発生しました。もちろん人物で言えば、似顔絵や似顔絵をさらに精密に描き込んだ肖像画などもあります。



絵は時間を費やした分精度が上がります。何度も何度も色を重ね描き込みをすると深みのある絵になります。似顔絵はあまり時間をかけないラフな絵で「イラスト」的な領域ですが、これをさらに計画的に下書きして、描き込みをすれば、肖像画になり「工芸品」的な領域になります。この動物画、人物画も、今まで培った技術を元に、さらに精度を上げると、面白いものが生まれるのではないかと思い、楽しみにしております。




デジタル似顔絵での描き方の変化

このお二人、同一人物ではありませんが、年齢や見た目が似ているので、サンプルに挙げさせていただきました。左のものはずいぶん前に作成したものです。



描き方は漫画.キャラクターに近くて特徴をできるだけシンプルに表現しています。右側は、推定、左のものより10年後に描いたものです。諸事情ありますが、皮膚の質感や顔の凹凸など、細かい部分に目が行くようになりました。年齢を重ねると、細かいものが描けなくなるのでは?という思いがありましたが、実際はその逆で、それまで気が付かなかった「違い」や「変化」に気が付くようになりました。自分でもこの現象が面白くて、若いころには表現できなかった領域が、時がたつにつれ表現できるようになっているのでは? という考えを持つようになりました。こんな自分の中の変化を見つけ、表現できるようになったら、きっと今までとは違った「面白さ」を見つけられるのではないかと思います。




マリー・ローランサンに憧れて

複製画家をしている時期、ちょうどマリー・ローランサンも没後50年※経過していたので、マリーの絵を何枚か模写させてもらいました。あまりマリーについて深くは知らなかったのですが、なんとなく晩年になって華が咲いた画家という認識がありました。ここで記事を書くにあたり、改めて調べましたが、若いころから画家をしており、その描き方や描いた媒体もいろいろあったみたいです。ただ、あのイラストのようなフワフワした絵は人生の後半以降に描かれたものです。



あのタッチに到達するのに、いろいろな人生経験を経たマリーについて、模写をしながら想いを馳せたものです。そんな中で、マリーと自分とを照らし合わせ、人生羽陽曲折、真っすぐ突き進んだと思ったら壁に当たり、回避しているうちに別の世界に迷い込み、その場その場で道を選択し、振り返ると自分独自の道を歩み、経験を重ねる、その中で自分の表現を見つけ、経験をもとに何かを表現するはフォーマーになる、という漠然とした思いが私の中にありました。
私は一時期まったく製作とはかけ離れたことをしたり、デザイン業に没頭した時期がありましたが、そんな経験を重ねている最中で何度も、「いつかマリー・ローランサンみたいな画家になる」という想いがありました。

※私が複製画を描いていた当時は50年でしたが、2018年に70年に変わりました。




横山大観の良さがわからない?

私の父はすでに亡くなっていますが、生前、家族で旅行に行った時期がありました。足立美術館に行った時の話です。そこは庭園が有名ですが、数多くの日本画家の美術品も展示しております。その中で横山大観の絵があるのですが、その絵の前で父が眼を輝かせながら「おぉ…これはすごい」といったことに驚きました。父は工事専用車両関係会社のサラリーマンで美術とはまったくの無縁です。
私の方がずっと美術についての想いやら知識があります。ですが、私はその大観の絵を見ても何も感じなかったのです。人生経験もあるのかもしれませんが、その絵を見て感激した父を見て「負けた」と思いました。



その絵の何が良いのかがわからないのは、どういう理由だったのだろう…、年齢によるものなのか、経験した知識によるものなのか、と。その当時真剣に美術に向き合っていましたが、もっといろいろなものを見ていろいろな経験を積まないと、モノの良さがわからないのではないだろうか、という漠然とした想いがありました。


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