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絵が完成するまで
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下書きから完成するまで、作画工程をご紹介します。使用する画材は高級画用紙、アーティストカラーペンシル、透明水彩絵の具、アクリル絵の具です。仕事場、仕事道具について「アトリエ」ページでご紹介しております。
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下書き
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まずは下書きです。色の変化があまりない子は1色〜2色で描きます。何色か色のあるボディの子は色分けをして描きます。部分的にある色の変化の特徴もこの時点で描きます。下塗りをするときに下書きが見えづらくなるため、暗い部分はある程度濃く描きます。 |
下塗り
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この子は部分的にある白い毛が特徴なので一旦全体的に暗くします。色の濃淡や色合いなども塗分けしておきます。透明水彩を使用していますが、一気にその色を塗るのではなく、何度も塗りこんだ筆のタッチが深みにつながりるため薄めに何度も色を重ねて濃くしていきます。また、主役を目立たせるために背景は暗めにしておきます。こうすることによつてふわふわとした白い毛が際立つからです。全体的に地味な色合いになりましたが、後から鮮やかな色を置いていきます。
アーティストカラーペンシルは下の色とは混ざらないため、鮮やかな色調表現が可能です。逆に地味な色は下書塗の時点で塗っておきます。 |
細かい部分を描く
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毛のトーンに合わせて細かい部分を描いていきます。色もできるだけきれいな色を使います。ここではピンクやラベンダーなどが隠し味になっています。単調にならずにバラエティに富んだ深い色調を探っています。暗い部分のアプローチと明るい部分の表現を交互にしていきます。 |
背景など
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ボディがだいたい描きあがったところで背景を塗ります。今回は背景を暗めに塗ってしまったので、透明水彩では暗め→鮮やかな色にはなりにくいため、アクリル絵の具を使用しました。アクリル絵の具は混ざりにくいため、薄く伸ばして背景色と馴染むように塗っていきます。
だいたい出来たらカットして構図を確認します。 |
完成
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最後に全体的に見直して、足りていない部分などを描きます。「人が描いた絵」を意識し、描きすぎていない部分も残します。ラフに描いている部分が味になると考えています。 |
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